その6.感覚刺激欠乏者(センセーションシーカー)が創造を加速させる。

皆さまこんにちは。
AZUKIです!

創造工学研究についてひたすら記述するブログ、
「AZUKIの創造工学研究室」
第6回目です。

毎日ちらほらとお読み下さってる方がいらっしゃって嬉しい限りでございます。正直ちょっとびっくりしております(笑)。いつもありがとうございます。

創造工学とは簡単には、「創造という行為に方法論はあるか」という問いに答えを出そうと試みる学問です。

今回のテーマは、

「感覚刺激欠乏者(センセーションシーカー)が創造を加速させる」

でございます。

センセーションシーカー的素質は、
創造的行為をする者にとって

まさに必須アイテム

でございますので、今回テーマにさせて頂きました。

では早速。

まずセンセーションシーカーという言葉の意味について簡単に説明します。

割と広義的な言葉なのですが、僕の解釈で表現するならば、

「常に新奇的体験に渇いており、それを求めて止まない者」

という意味合いです。

⚠️不倫する奥様やリストカットする若者etcもセンセーションシーカーと分類されるみたいですが、今回のはそれとは別です。
(そういえば「昼顔」という上戸彩主演の名ドラマがありましたが、最終回の斎藤工のセリフに胸キュンしすぎて上戸彩と共に泣きました。超オススメです。)

それはともかく、

人の潜在意識のひとつに、
「他者評価を自尊心の決定基準とし、常に自尊心が上がる選択を採用し行動する」
というものがあり、
この潜在意識は賞賛要求(人から賞賛されたいという要求)とも言える訳ですが、
この潜在意識の「外側」においても、センセーションシーカーたる人がかなり重病人のセンセーションシーカーであり、そして、

そんな重病人が最も得意とするジャンルが「創造」だといえます。


少しわかりやすく、具体例を挙げるなら、例えば一人海外放浪中に現地の写真をfacebookにupした人(日本人)がいたとします。
その人が一般的な人であれば、「一人で海外放浪する自分をすごいと賞賛してほしい」という潜在意識が強く働きますし、またそれが一人で海外放浪する強い動機(モチベーション)のひとつになる訳ですが、

それとは別に

「新奇的体験にただひたすらに渇いている」

という強い動機(モチベーション)を搭載しているのが、センセーションシーカーといえます。


ですからセンセーションシーカーは、「もう既にあなたはすごいと賞賛されていて、十分な自尊心の補完が出来ているのにも関わらず、それとは別に、日々の退屈感を打破する為(僕の場合は、創造論・即興論を構築する上でのヒントを探す為)に、

新奇的体験に首を突っ込み続ける事を止めない(止められない)」

という特性を持っているという訳です。

では何故このセンセーションシーカー的素質が創造を加速させるかといいますと、以下に記述する

「創造の為の方法論の基本」を、

「努力感覚無し」で、

「継続できてしまう」からです。


※この「努力感覚無しで継続できてしまう」という状態は割と最強なので、まずはその境地まで自分を導いてもらいたい。これは、(本人の感覚では)楽すれば楽する程、(他人から見て)物凄い努力とされる事を継続してしまう、という状態ですから、つまり「とりあえず生きてさえいれば勝手に上達し続ける」という成長スパイラルに乗っているといえます。

以下、本ブログその2.「創造的行為の定義と方法論」より抜粋。

■創造の為の方法論の基本■

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自分の本業とは違う分野のスペシャリストの作品(およびその人の思考)を大量にインプット(見たり、聞いたり、読んだり)して、

自分でも予想し得なかったアウトプット(つまりアイデア)が勝手に溢れ出すまで、ひたすらインプットを繰り返す事。

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はい、これです。
ポイントは

「創造の為には多様且つ圧倒的量のインプットを継続する必要がある」

という事です。

これが「こんな事自分が思いつくなんて思いもしなかったアイデア」を閃く為の秘訣です。
(インプットがある程度蓄積されると、「閃き(ひらめき)」が突如として降臨する様になり、その瞬間「脳天が稲妻にぶち抜かれる様な衝撃」が脳を鋭く刺します。「あ〜!な、る、ほ、ど、なぁ〜っ!!!」といった独り言を連呼し、興奮で夜眠れなくなります。)

又、創造の格言のひとつに

「創造は移動距離に比例する」

というものがあり、これは、

「閃きの降臨率を上げる為の条件」

ともいえます。

「思いもよらないアイデア」というのは、

脳の深層部に眠っている過去の記憶の断片が、

「突然ひょこっ!と顔を出し」、

それが今の記憶の断片(今覚えている記憶の断片)と

「ばちこーん!!」

と噛み合った瞬間に閃きます。
まさかそんな過去の記憶が蘇るとは思いもよらなかった、そしてそれが今の自分の思考と繋がるとは思いもしなかった、という感覚です。

そして、

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「脳の深層部に眠っている記憶の断片」が、
「突然ひょこっ!と顔を出す」
状態に脳を誘導する為には、
「普段使っていない脳の部位を使う」様意図的に仕向ける必要があり、
その為の最も有効な手段が、
「経験のない異国の地に行く」
という訳です。

(「普通に生きていたら、一生触れる機会も無かったであろうジャンルに意図的に首を突っ込む」でも可)

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これこそセンセーションシーカーの得意技ですね。

最後に、話をまとめますと、

「創造の為には多様且つ圧倒的量のインプットを継続する必要があり、それが努力感覚無しで継続してしまう自分さえ構築出来れば、創造は加速する」

という事です。

やり方は様々ですので、自分なりのやり方を楽しく模索していきましょう。

でもあまり重病人センセーションシーカーになってしまうと、マジで社会復帰不可レベルのアウトサイダーになってしまうので、ご注意を。

では、今回はこれにて終了です!
長文お読み下さり本当にありがとうございました。

またね!

AZUKI

小豆の創造工学研究室

踊りにおける即興と創造について考えるブログだよ。

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